森を散歩していたら

今になってジャニーズにはまるとは思っていなかった

DREAM BOYS

 9月26日。壮大なキスワロスに陥りながらも何とか仕事をしてきた私はついにこの日を迎えた。楽しみにしていたDREAM BOYSの日だ。

 今回のドリボを観るにあたって、私はKAT-TUN関ジャニ∞のドリボDVDを購入した。以前Jr時代のキスマイがバックにいるからと友人に貸してもらい観たことがあったのだがもう一度キチンと観たいとの思いで買うに至った。もちろん細かい部分や役の違いがあるのは承知の上でドリボで歌われている歌、大まかなストーリーは掴むことができた。

 そして始まったDREAM BOYS。
 ここから感想をつらつらと。

ユウタ
 ナチュラルにユウタを演じる玉森裕太に鳥肌がたった。本当に2回は鳥肌たった記憶がある。息を呑む程に綺麗。綺麗すぎるくらい綺麗に舞台上に存在する。
 重すぎるものをいくつも背負っていくユウタはいつか崩れそうで心配になるけれど崩れねーよ、意地でも崩れるわけにはいかないんだよっていう覚悟が伝わってきてユウタと玉森裕太を重ねてしまった。玉森裕太自身、ユウタと裕太は似ているところはないと言うけれど。玉森裕太は最高にこの役が似合うなあ。
 そして楽しみにしていたたまのぼりと玉フラ。体力をかなり消費する技だろうに、かなり辛いだろうに玉森裕太の顔を出さない。ユウタだった。素人に何が分かるんだよ(笑)と言われてしまえば何も言えないんだけれど!様々な困難が降りかかる中で運命に身を任せるようにふわっと回ったかと思えば、でもユウタの意思を体現するかの如く素早く力強く回る。語彙貧ゆえ上手く伝えられないのが悲しい。これがキスマイのセンターの表現力か…凄いなと圧倒されてしまった。
 ドリボのユウタの曲の振り付けは髪がバサッとなるくらい頭を横に振ったりするような激しいものが多い印象。ユウタの苦悩なのかなあ、それを振り払おうとしてるのかなあと勝手に思ったりして。

ケント
 人間1度は死について考えたことがあるだろう。死ぬって怖い。だって死ぬことがどういうことか、死んだあとのこととか、誰も知らないから。当たり前だけれど亡くなった人が生きてる人に教えてくれるわけがない。
 ケントとユウタの試合のシーンで私はケントから死が迫り来る恐怖が見えた。最初はチャンプとしての高いプライドを纏って、真剣な表情の間にこんなもんかよとでもいうような笑みをふっとこぼしていた。しかし途中でヒビの痛みがケントを襲うシーンがある。そこから笑みが消える。表情は痛みに歪むというよりは恐怖。そして恐怖とも戦いながら試合が終わるまではリングに立っていたいというチャンプとしてのプライドが感じられた。私が一番泣きそうになったのはこの場面でケントと千賀健永を重ねたから。どんな状況であってもプライド高く、自分自身とも全力で戦う。ケントを演じる千賀健永を実際に観ることが出来てとても幸せだった。
 歌い、踊る千賀健永が大好きな自分としてはお芝居の中で歌って踊るケントは普段のアイドル千賀健永としてのパフォーマンス時とどう変わるのかな、とワクワクしていた。びっくりした全然違うね!いやもちろん滑らかなのに力強い、体幹がしっかりしていてバシバシ止まるあの大好きな踊り方なんだけれど具体的な場所があってその場の物とかも活用出来るわけですごく表現の幅が広がるんだなあと思った。ベンチを使ったり、階段をかけ上がったりチャンプらしさの表現に頭を悩ませたんだろうなあ。個人的にはFight Manの始まりで舌をベーッてしたのを引きずってる。それを思い出してはチャンプ……ってなっている。ドリボロスチャンプロス!

トシヤ
 ユウタとケントの間に挟まれ、マダムとリカさんの関係性を心配したり………トシヤ精神面で一番疲れていると思う。それはきっとユウタともケントとも全く違う疲れ。人間、生きていると時には争いごとの仲介をしなければならないときがある。争っている本人たちは怒りというエネルギーを基本的には1点に集中して使っているけれど仲介する人っていろんな方向に慎重に気を配らなければならない。とても優しくて視野が広くていろんな方向に気を配れるトシヤはとても宮田俊哉だった。
 人が亡くなったり、マダムとリカさんの子ども事情だったり、鉛仕込みだったり様々なドロドロ要素があるなかで、観劇側を良い意味でリラックスさせてくれるのは宮田俊哉のおかげだよなあと思った。あの連続した緊張感の中でトシヤが出てくるとちょっと安心した。トシヤがこの場の雰囲気を柔らかくしてくれるのではないかと。トシヤがユウタとケントの間に居てくれて心から良かったと思う。
 あとやっぱり宮田俊哉は舞台が似合う。声が素敵。生で1度は聴くべき声。舞台で演技する宮田俊哉を観たかったので満たされた。もっとお芝居する宮田俊哉を観たいと思わせてくれた。


Show Time
射抜かれたポイントを箇条書き(曲順などもバラバラ)
•千賀ソロ運命Girl「俺が好きでしょ?」
 全千賀担の心の声「好きだよ」
 ソロ曲が運命Girlの時点で千賀健永自分のファンのこと良く分かっております。確信犯です。愛の現行犯逮捕。
•Thank youじゃん!の真田くんウルトラ可愛い。お玉森の方見てにっこにこ。
•運命GirlからThank youじゃん!に変わり舞台袖にはけるときの千さんが振りしながら口ずさみながらッ………ライト当たってないのに…………かわいい………かわいい
•Kiss魂のreadyのとこでとしくん自分のこめかみにピストルの形したお手手当ててピストルうったけどあれの流れ弾が私のハートを撃ち抜いたよ?オスとしだーーーーー!サイコーーーーー!
•Sing for youは生で観るのが夢で、それが叶うのはないんだろうなと思っていたので嬉しすぎて記憶がない。ひたすらに可愛かった。お花が飛んでた。
•ぜいぶのアイノビとても好みカッコイイ…!和のテイストとても良い!個人的には山本くんのダンスと歌い方がストライク。誰かぜいぶにお詳しい方ぜいぶへのお誘い待ってます。
•テイクオーバーともう一曲(これは分からない曲)のリミックス音源で欲しいレベル。
•少クラで聴いてて上手いと思ってたけど半ちゃんまっすー本当に歌上手。聴いてて思わずうっとりしちゃう綺麗な声。
•千さんに構って♡オーラを出すもツーンとされる山本くん。お玉森の方を向くとこっち向けよと山本くんの肩ぐいってして自分の方に向かせる千さん。にっこにこ。これが平和か……幸せだなあ……この光景ずっと拝んでられるなあ………
•みゅーちゃん(美勇人くん)ほっそいなあ、折れそうだなあ、私の肉あげたいなあ


 あと書き残したかったこととして、マダムとリカさんの圧倒的な美しさ。お綺麗で存在感があって言葉のひとつひとつに重みがあったなあ。宝塚も足を踏み入れたら帰ってこられないだろうなあと思った。

 あと印象深いのは安井くん。めちゃくちゃ悪い顔をするし、めちゃくちゃセクシーに歌い出す。目で語る安井くん。安井くんの演技、これからもどこかで見られたらなと。


ドリボ出演者様、約1ヶ月お疲れ様でした。怪我なく終えられて何よりです。心から楽しかったです。夢とキラキラをありがとうございました!